exec
コマンドを使うと、そのコマンドが記述してあるファイルから直接、サーバOSの機能を利用したり、他のプログラムの実行結果を表示したりすることができます。SSI
自体と同じように、exec
コマンドも、その機能を「オフ」にして使えなくする場合があります。exec
コマンドは、セキュリティに関して多くの問題をもたらす可能性があるため、サーバ管理者がこのコマンドを使えなくするのは決して不思議なことではありません。事実、このページで用意する予定の SSI
サンプルに関して、一部機能が使えないことを、サーバ管理者から通告されています。SSI
のセキュリティに関しては、次節で取り上げています。exec
コマンドを使うと、ユーザにボタンを押させなくても UNIX
シェルや CGI
プログラムにアクセスすることが可能です。最初のページからいきなり CGI
プログラムによって内容が生成されているように見える Webサイトでは、そのほとんどの場合、この exec
コマンドを使って動作させて実現しています。exec
コマンドには、以下の2つの引数が用意されています。引数 | 説明 |
---|---|
cmd | 値に指定された UNIX コマンドを起動しその結果を表示します。値には echo コマンドの変数を利用することもできます。 |
cgi | CGI プログラムを起動しその結果を表示します。 |