スパムメール/個人向けセキュリティ対策

◆ スパムメール対策

頼みもしないのに一方的に送りつけられる訳の分からないスパムメール（迷惑メール）にはうんざりします。

アメリカでは、ウィルスよりもこうしたスパムメールが深刻な問題を呈し、議会でも法案をめぐって激しい議論が続いています。

(2003年12、スパム規制法案はブッシュ大統領がこの法案に署名したことで、2004年1月から正式に発効されました。2004年2月追記)

英国や豪州でも取り締まる法案が可決し、スパムメールを排除する動きが見られます。しかし、国境を越えてやってくるスパムメールには対処できないのが現実です。

■ スパムメールに潜む危険

テキストメールによる迷惑メールなら、まだ対策はあります。メーラーのフィルタリング機能を駆使し、不必要なメールを振り分けて削除することが可能です。

厄介なのは、画像などを表示するHTMLメールです。

HTMLメールは、その名の通り HTMLによって作成されたメールで、まるで Webサイトを見るような作られ方をしています。そのほとんどが広告メールで占められます。

しかし、メーラーで表示するHTMLメールでは、その裏で動くスクリプトを見破ることは困難です。スクリプトをオフにすることで対処できますが、それによって失う利便性もあります。

仕掛けられたスクリプトによって、ユーザのコンピュータにプログラムを仕掛け、データを盗んだり改ざんしたりします。さらに、スパイウェアを仕掛ける場合もあります。

対策は簡単で、HTMLメールを見られないように設定すればいいのです。それによって失う利便性のほうがはるかに小さくてすみます。

また、HTMLメールの中で示される URLをクリックしないことも大変重要です。そのサイトでは、どんな罠が待っているか分かりません。スパムを送信するサイトなんて、とてもではないが信頼に値しません。

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初版公開日 2003年9月21日最新更新日 2004年2月29日