XHTML
概要HTML
は、もともと SGML(Standard Generalized Markup Langiage)
の国際標準規格 (ISO-8879
) のサブセットとして位置付けられたマークアップ言語です。
SGML
は自由度が高く、柔軟な言語でしたが、複雑でそれを処理するための能力が悪い欠点がありました。
そこで Webに関する標準団体である、W3C は、SGML
の不必要な機能を取り除き、Web上で必要となる機能を加えた新しい規格である XML
(eXtensible Markup Language
) を開発し、1998年に正式勧告 (Recommend
) として公開しました。
XHTML1.0
とは、HTML4.01
で使用できる要素や属性をそのまま利用して、XML
の規則に従って定義し直したものです。XHTML
文書は、決して HTML
と同格ではなく、XML
に分類されています。右図は、SGML
から XHTML
までの流れを示したものです。HTML4.01
と同様の記述が可能で、基本的な規則に則したものであるならば、XHTML
への以降はそれほど困難なことではありません。XHTML
は、基本的に過去のブラウザでも利用可能ですが、ブラウザの種類や書き方によっては、文書の先頭にソースコードの1部が表示されてしまう場合があります。XHTML
対応ブラウザをお読みください。)XHTML1.1
は、2001年5月に W3C
によって勧告されました。この仕様は、「XHTML
のモジュール化」で定義された各モジュールを使って、XHTML1.0 Strict
を再現し、「ルビ」のモジュールが追加されたものです。XHTML1.0 Strict
から、いくつかの属性値の型が変更されている点を除けば、それほど大きく違ってはいません。HTML XHTML
要素属性対比表をお読みください。)XHTML1.1
の主な変更点lang
属性が使用できない。xml:lang
属性を代わりに使用する。a
要素、及び map
要素で name
属性の代わりに id
属性を使用する。map
要素中の id
属性が認識できないものが多々ありますので注意が必要です。